No.21 接し方考察05

小学校の支援級で観察した、対象児童と先生のやりとりの一部です。

 

先生は本人にわかるように「あと一回」と水やりの回数を事前に伝えています。

その際「うん」という返事がありましたが、実行後に「まだする!」と要求しています。

 

先生に確認をしているので、事前に伝えられた「あと一回ね」で終わりという意図は伝わっていたと思われます。

 

先生は子供の意思、自主性、主張など。色々な要素も加味して対応されたようでした。

 

振り返りの場では

「後の事を考えると、崩れてほしくなくて譲ってしまうんですよね。このくらいいいかと思って」

という考えもありました。

 

この場面だけで見ると「まあいいかな」と思うような事でも、一日の学校生活の中でみると色んな場面で同じような姿があります。先生の指示ではなく、それを覆して自分で決める。

 

結果的に本人主導の場面が増えてしまい、指示に応じられず、学校や先生の困りも日常化していました。

 

当然本人の主張が全て通るわけでもなく、強く怒られたり、無理やり止められたりといった場面も発生しています。

 

こういった場面、みなさんはどう考えどう対応しますか??

 

今回は対応の一つとして、

「こちらの指示に応じて良い結果で終わる」

を先生に身につけて頂く事になりました。

 

具体的な方法論をお伝えさせてもらっています。