ペアレントトレーニングという言葉。最近はよく耳にする事も増えました。
子どもを変えるのではなく、親が関わり方を知り、学び、変える事で、子どもの行動変容を目指します。
自ら考え、対応できるようになる事で、子育ての不安や悩みが軽減されていく事が大きなメリットとなります。
ぽこあぽこでも保護者支援という名目で、大事な取り組みの柱として実施しています。
ペアトレには、
「根拠に基づいた対応の仕方を理論的に説明できるかどうか」
が重要だと考えます。
子供の姿や、親、家庭環境はそれぞれ違います。
「子供にはこうしないと~」といった感情論や「いままでこうやって何人も教えてきたから大丈夫~」といった経験則には気をつけましょう。
上図は一例ですが、子供への支援だけでなく、母への伝達も大切です。
実際にはこのシートを見せながら、根拠や対応の意味、推論をより詳しく伝えています。
行動の手本を見せた後は、職員が子供役になり、母が実際に行動してみる~といった事まで行い、子供の予測される対応をいくつもシミュレーションしました。
分離直後からタブレットで撮影して落ち着くまでの様子を迎え時に母へ見せるなど安心してもらえるようにも取り組みます。三回目には、子が自ら入室できるようになりました。
こうして家族も巻き込み一緒に成長していく事が療育では大切ではないでしょうか。
保護者の方に「私も成長できた」と言ってもらえるのはとても嬉しいです。